俺んちサウナ。

自宅サウナの教科書|自宅サウナ実体験と全国サウナレビュー

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【衝撃】水道水の水風呂にたった13g。「しきじ風」にしてみたら想像以上だった

水道水がたった13gでしきじ風に?

正直、ここまで変わるとは思っていませんでした。

僕の自宅水風呂は、普段から水道水をそのまま冷やしているだけ。施設のように塩素を抜いているわけでもなく、もちろん、しきじの天然水でもありません。

それでも自宅サウナで水風呂に入り続けているので、普段の「水道水の水風呂」には慣れているつもりでした。

そんな僕が今回、ふと思ったのが、

「しきじの水風呂って、自宅でも少し再現できないのかな?」
ということでした。

サウナ好きなら一度は入ったことがある人も多い、静岡の「サウナしきじ」。

しきじの水風呂といえば、あの独特のまろやかさです。

冷たいのに肌への当たりが柔らかく、水が身体にまとわりつくような感覚があります。僕自身、しきじの水風呂がかなり好きです。

サウナしきじとは?

「サウナしきじ」は、静岡県静岡市にある全国的に有名なサウナ施設。

サウナ好きの間では、特に天然水を使った水風呂が有名で、「しきじといえば水風呂」と言われるほど、その水質を目当てに訪れる人も少なくありません。

僕自身も以前しきじを訪れたことがあり、そのときに撮っておいたのが今回の記事で使っているしきじの水質成分表

そこで今回は、この成分表をあらためて見ながら、「この水風呂、自宅でも少し近づけられない?」と考えてみました。

そこで今回は、しきじの水質成分を参考にして、自宅の約160Lの水風呂を「しきじ風」にしてみることにした。

使ったのは、

エプソムCソルト9g+重曹4g。

合計すると、たった13g。

「そんな少量で何が変わるんだ?」

僕も最初はそう思っていました。
ところが、2セット目の水風呂に入った瞬間、

「あれ?明らかに違う」

水温は約17℃。いつもの水風呂とほぼ同じ。

それなのに、冷たさの当たりが違う。水が肌に触れたときの刺激が柔らかく、いつもの水道水よりもまろやかに感じる。

さらに3セット目では重曹を追加。

これがまた良かった。

普段、僕は「ととのう」という言葉をあまり使わないのですが、この日は正直、

「バチクソ気持ちいい」

もちろん、今回の実験だけで「しきじの水を再現できた」と言うつもりはありません。硬度もpHも実測していませんし、3セットを同じ日に行っただけ、体感の変化にはサウナでの温まり方や慣れなど、別の要因も考えられます。

それでも、普段から水道水そのままの水風呂に入っている僕が、2セット目から明らかな違いを感じた。

これは自分でも面白い結果。

ということで今回は、実際に僕が作った「しきじ風水風呂」のレシピと、3セット入ってみた結果をまとめます。

まずは結論。「しきじ風水風呂」のレシピはこれ

今回作ったレシピは、かなりシンプル。

俺んちサウナ。流「しきじ風水風呂」レシピ

水道水:約160L

エプソムCソルト:9g

重曹:4g

水温:約17℃

2セット目:エプソムCソルト9g

3セット目:エプソムCソルト9g+重曹4g

つまり、160Lの水に入れたのは合計13g。

入浴剤をドバドバ入れるような量ではありません。

むしろ、

「こんなちょっとで意味あるの?」

というくらいです。

でも、僕は2セット目で水の違いを感じました。

では、なぜこの「9g」と「4g」になったのか。

ここからが今回の本題です。

しきじの水は、そもそもどんな水なのか?

今回の実験を思いついたきっかけは、前回しきじに行ったときに撮っておいた水質成分表の写真。

しきじ成分表

僕が確認した成分は以下です。


サウナしきじの天然水の成分
項目 数値 単位
硬度 84 mg/L
カルシウム 2.5 mg/L
マグネシウム 0.55 mg/L
ナトリウム 0.71 mg/L
カリウム 0.045 mg/L
pH 7.7

※ここでは、今回撮影した成分表の表記をもとにしています。

ここで僕が注目したのが、

マグネシウム

pH


「このあたりを自宅で少しだけ寄せてみたら、どうなるんだろう?」

これが今回の実験のスタート。

なぜエプソムCソルトなのか?

今回使ったのが、株式会社しむらのエプソムCソルトです。

エプソムCソルトと重曹

エプソムCソルトの主な成分は硫酸マグネシウムとアスコルビン酸(ビタミンC)です。メーカーの商品情報では、150Lに150gを入れる通常の使用方法が案内されています。

今回の使い方は、もちろんメーカー推奨量とは違います。

150Lに150gではなく、160Lに9g。

これは僕が今回の「しきじ風水風呂」のために計算して設定した量。

160Lに「エプソムCソルト9g」にした理由

しきじの水に含まれるマグネシウムを、僕の水風呂160Lに当てはめてみます。

今回の成分表では、マグネシウムは0.55mg/L

160Lなら、

 0.55mg × 160L = 88mg 

となります。

一方、エプソムソルトの主成分である硫酸マグネシウムを一般的な硫酸マグネシウム七水和物として概算すると、9gから約0.89gのマグネシウムになる。

160Lで割ると、

 約0.89g ÷ 160L ≒ 5.5mg/L 

です。

つまり、今回の9gは、

しきじのマグネシウム濃度を参考にして、160Lの水風呂で約5.5mg/Lになる量

として設定したもの。

商品そのものの水和状態や実際の水中濃度を僕が分析したわけではないため、あくまで計算上の概算です。

コラム|「硬度84」をそのまま作ればいいわけではない

最初は僕も、「しきじの硬度が84mg/Lなら、自宅の水風呂も硬度84にすればいいんじゃない?」と思っていました。

でも、硬度はマグネシウムだけで決まるものではありません。しきじの水にはカルシウムなども含まれる。

つまり、マグネシウムだけを増やして硬度84に合わせようとすると、今度はマグネシウムが多くなりすぎる可能性があります。

そこで今回は、硬度そのものを無理に再現するのではなく、マグネシウムの量をひとつの目安としてレシピを作ることに。

「完全再現」ではなく、あくまでしきじ風です。

さらにエプソムCソルトには「ビタミンC」が入っている

今回、エプソムソルトではなくエプソムCソルトを選んだ理由はもうひとつ。

それがアスコルビン酸、つまりビタミンCです。

エプソムCソルトには、硫酸マグネシウムに加えてアスコルビン酸が配合されています。メーカーもビタミンCによる塩素除去について案内しています。

僕の水風呂は普段から水道水をそのまま使っています。

だから今回、

マグネシウムを加える

水道水の残留塩素対策も考える

という2つを、ひとつの商品で試せるのが面白いと思いました。

もちろん、9gで残留塩素がどの程度減ったのかは測定していません。

ここも「塩素が完全にゼロになった」とは言えません。

あくまで、今回の実験ではビタミンCを含むエプソムCソルトを選んだということです。

さらに隠し味「重曹4g」を追加

ここからさらに一歩踏み込みます。

しきじの水のpHは7.7。

弱アルカリ性。

そこで3セット目には、重曹4gを追加してみました。

重曹4g

ただし、ここはエプソムCソルトの9gとは考え方が違います。

水道水のpHやアルカリ度を測っていないため、

「重曹4gでpH7.7になる」

という計算はできません。

今回はあくまで、

しきじのpH7.7という特徴を見て、重曹を少量加えてみたらどうなるのか?

という実験。

そして、この状態で3セット入ってみた。

1セット目|まずは何も入れない水道水

比較するため、1セット目は何も入れません。

いつもの水道水。

水温は約17℃。

僕が普段から入っている、いつもの水風呂。

この日はサウナの途中から測定してしまったため、記録上は7分になっていますが、実際の水風呂の入水時間は約40秒

17℃なので、普通に冷たいです。

「これが基準」という感じ。

2セット目|エプソムCソルト9g

ここから実験開始。

エプソムCソルトを9g計量
まずエプソムCソルトを9g計量。
エプソムCソルト9g投入
160Lの水風呂に投入して、よく混ぜます。

そしてサウナへ。

2セット目の水風呂に入った瞬間、

「あれ?」

温度はほぼ同じ17℃。

なのに、冷たさの当たりが違う。

1セット目の水道水は、冷たさが肌に「ピリッ」と当たる感じがありました。

それが2セット目では、冷たいことには変わりないのですが、水が少し柔らかく感じます。

そして、これが一番印象に残りました。

水が肌にまとわりつくような感じ。

「水風呂の水って、こんなに違って感じるものなの?」

と、ちょっと驚きました。

しかも僕は、普段から水道水そのままの水風呂に入っています。

施設の水風呂に慣れている人が「違う気がする」と言っているわけではなく、普段から自宅の水道水に入っている僕自身が違いを感じたわけです。

そして入水時間は、

約1分30秒。

1セット目の約40秒から、かなり長く入っていました。

もちろん、2セット目だから身体の温まり方が違った可能性もあります。

それでも、

僕には明らかに違って感じました。

3セット目|重曹4gを追加したら、さらに……

そして3セット目。

エプソムCソルト9gはそのままに、今度は重曹4gを追加。

循環4gを投入

これで水風呂に入っているのは、

エプソムCソルト9g+重曹4g=合計13g。
160Lに13gです。

本当に少ない量です。

そして、3セット目のサウナへ。

3セット目の水風呂が、かなり良かった

水風呂に入ります。

……これは、かなり好き。

2セット目よりも、さらに水が柔らかく感じました。

もちろん、「重曹を4g入れたからこうなった」と断定はできません。

でも僕の感覚では、水が肌にまとわりつくようなまろやかさがより強く感じられました。

冷たいのに、嫌な冷たさが少ない。

「もう出なきゃ」と思うより、

もう少し入っていたい

という感じでした。

そして、このときの入水時間が、

2分17秒

17℃の水風呂で2分以上。

普段の僕なら、そこまで長く入ろうとはあまり思いません。

でも、この日は気持ちよくて自然と長く入っていました。

40秒 → 1分30秒 → 2分17秒

今回の結果を並べると、こうなりました。

セット 水風呂 入水時間
1セット目 水道水 約40秒
2セット目 エプソムCソルト9g 約1分30秒
3セット目 エプソムCソルト9g+重曹4g 約2分17秒

約40秒だった水風呂が、2セット目では1分30秒。

そして3セット目には2分17秒。

数字だけを見ると、

「めちゃくちゃ効果あるじゃん!」

と思ってしまいます。

ただ、ここは冷静に考える。

3セット目のほうが身体はしっかり温まっていますし、水風呂にも慣れている。

そのため、入水時間が伸びた理由を水質だけに求めることはできません。

今回の実験は、僕1人が同じ日に3セット行っただけです。

それでも、僕が一番面白いと思ったのは時間ではなく、

水の肌触りです。

「まろやかさ」って、こういうことなのかもしれない

僕が今回感じたのは、単純に「水が柔らかくなった」というだけではありません。

1セット目の水道水では、17℃の冷たさがまず身体に入ってきます。

それが2セット目になると、同じ17℃なのに冷たさの角が少し取れたような感覚がありました。

水が肌に当たって跳ね返るというより、スッと肌になじむような感じです。

そして3セット目では、それがさらに強く感じられました。

水が肌にまとわりつく。

冷たいのに嫌じゃない。

水風呂から出るのが少し惜しい。

これが僕の感じた「まろやかさ」

もちろん、これは完全に僕個人の体感。

科学的に「エプソムCソルト9gと重曹4gでこの感覚が生まれた」と証明したわけではありません。

でも、

「こんな少量で、ここまで違うんだ」

というのが今回の率直な感想でした。

コラム|プラセボかもしれない。それでも面白い

今回の実験には、いくつも条件の違いがあります。

1セット目より2セット目、3セット目のほうが身体は温まっていますし、水風呂にも慣れてきます。

僕自身が「違いがあるか?」を意識して入っているので、心理的な影響も否定できません。

だから、 「エプソムCソルトを入れたら水風呂が科学的にまろやかになった」 とは言いません。

ただ、普段から水道水そのままの水風呂に入っている僕が、2セット目で明らかな違いを感じた。

そして3セット目は、かなり気持ちよかった。

今回の記事では、その自分の体感をそのまま記録することに。

しきじ風水風呂 バチクソ気持ちよかった

3セット目の水風呂から出て、外気浴。

バチクソ気持ちよかったです。

普段、僕は「ととのう」という言葉をあまり使いません。

なんでも「ととのった」と書いてしまうのが、少し違う気がするからです。

でも、この日は正直、

「これはかなりキたな」

という感じでした。

頭がスッと静かになって、身体の力が抜ける。

外気に当たっていると、しばらく動きたくなくなるような感覚でした。

もちろん、これも3セット目までサウナに入った結果なのかもしれません。

だから、

しきじ風水風呂にしたから、ととのった!

とは言いません。

ただ、

これは僕自身の実感です。

Apple Watchでも記録

今回の実験では、Apple Watch Ultraを装着してサウナと水風呂の記録も残していました。

心拍数のグラフ3セットのスプリット
1セット目の水風呂が7分なのは操作ミス

今回の水風呂中の心拍数も確認できます。

もちろん、心拍数だけで「どの水風呂が一番良かったか」を判断できるわけではありません。

ただ、自宅サウナでこういう実験をするときに、入水時間や心拍数などを後から確認できるのは便利です。

僕自身、Apple Watch Ultraをサウナで使い続けてきたので、実際の使用感についてはこちらの記事にまとめています。

Apple Watch Ultraをサウナで使ってみたレビュー

実は以前、「しきじの水」を自宅に持ち込んだこともあります

今回こんな実験をしてみたのには、もうひとつ理由がある。

実は以前、しきじの水を自宅に持ち込んだことがあります。

本物のしきじの水を自宅水風呂に入れてみたらどうなるのか。

そんなことまでやっています。

「しきじの水」を、自宅に持ち込んでみた

今回の記事と合わせて読んでもらうと、

「本物のしきじの水を持ち帰る」→「今度は自宅でしきじ風の水を作る」

という、僕の水風呂実験の流れが分かると思います。

では、本当に「しきじの水風呂」を再現できたのか?

結論から言うと、

完全再現はできていません。

これははっきり書いておきます。

今回、硬度を測定していません。

pHも測定していません。

残留塩素も測定していません。

カルシウムも測定していません。

そのため、

「しきじと同じ水質になった」

とは言えません。

また、今回のレシピはしきじ公式のレシピでもありません。

あくまで、しきじの水質成分を参考にして、自宅で簡単にできる範囲で僕が考えた「しきじ風水風呂」です。

それでも、今回の実験で僕が感じたことは、

水道水そのままの水風呂と、エプソムCソルトを加えた水風呂では、僕には明らかに違って感じた。
さらに重曹を加えた3セット目は、かなり好みの水風呂でした。

自宅で「しきじ風水風呂」を作るなら、このレシピ

今回の実験をもとに、僕がもう一度やるなら、このレシピです。

俺んちサウナ。流「しきじ風水風呂」

水道水:約160L

エプソムCソルト:9g

重曹:4g

水温:約17℃

合計13g。

160Lの水に、たったこれだけ。

僕自身、最初は「こんな少量で何が変わるんだろう」と思っていました。

でも、2セット目で水の肌触りが違って感じられ、3セット目にはかなり気持ちよく入ることができました。

もちろん、すべての人が同じように感じるとは限りません。

むしろ、

「全然変わらないじゃん」

という人もいると思います。

それはそれでいいと思います。

今回の記事は「絶対にしきじの水風呂になる方法」ではありません。

しきじの水風呂が好きな僕が、家でもあの感覚に少し近づけないかと、本気で試してみた記録です。

まとめ|たった13gで、水風呂は変わるのか?

今回試したのは、

エプソムCソルト9g+重曹4g。

160Lの水風呂に、たった13g。

結果は、

  • 1セット目:水道水 約40秒
  • 2セット目:エプソムCソルト9g 約1分30秒

  • 3セット目:エプソムCソルト9g+重曹4g 約2分17秒


でした。

時間だけを見れば、かなり変わっています。

ただし、これは水質だけの影響とは言えません。

一方で、僕自身が一番強く感じたのは、水の肌触りの違いでした。

2セット目から「いつもの水道水と違う」と感じ、3セット目ではさらに水がまろやかになったように感じました。

そして何より、

3セット目がバチクソ気持ちよかったです。

「しきじの水風呂を完全再現した」とは言いません。

でも、

「しきじ風の水風呂を自宅で作ってみる」

という遊びとしては、かなり面白い。

何より、

160Lにたった13g。

これで水風呂の感じ方が変わる可能性があるなら、しきじの水風呂が好きな人は、一度試してみてもいいと思います。

僕も、もう一度条件を揃えて試してみたいと思います。

次にやるなら、今度は水温・サウナ時間・入水時間をできるだけ揃えて、もう少しちゃんと比較してみたいですね。

FAQ|しきじ風水風呂について

自宅でしきじの水風呂を完全再現できますか?
今回の方法では完全再現はできません。しきじの天然水と自宅の水道水では、水源やミネラル成分などが異なります。今回は、公開されている水質成分を参考に、自宅で簡単に試せる範囲で「しきじ風」にしてみました。
エプソムCソルトは160Lに何g入れましたか?
今回の実験では9g使用しました。しきじの水に含まれるマグネシウム量を参考に、硫酸マグネシウム七水和物として概算して設定した量です。ただし、実際の水中濃度を測定したものではありません。
重曹は何g入れましたか?
3セット目に4g追加しました。しきじのpHが7.7だったことを参考にしたものですが、水道水のpHやアルカリ度を測定していないため、重曹4gでpH7.7になるという意味ではありません。
本当に水風呂がまろやかになりましたか?
僕自身は明らかな違いを感じました。特に2セット目から、同じ約17℃でも冷たさの当たりが柔らかく、水が肌にまとわりつくような感覚がありました。ただし、1人・1日の実験なので、水質だけによる変化だとは断定していません。
エプソムCソルトや重曹を水風呂に入れても大丈夫ですか?
今回の実験では使用しましたが、すべての水風呂設備で使用できるとは限りません。特にチラーや循環式の設備を使用している場合は、設備メーカーの取扱説明書などで入浴剤の使用可否を確認してください。また、エプソムCソルトのメーカー推奨量は約150Lに150gで、今回の9gは今回の実験用に設定した量です。